近況報告(濃密な9月10月)

 もはやお決まりの挨拶だが、大分更新期間が空いてしまった。みなさんいかがお過ごしだろうか?このブログは忘れた頃に更新をモットーにやっている。というのもそこそこ本音に近いことを書き散らしたいので、なるべく見られないようにしたい。砂浜に打ち上げられた海藻に誰も目をくれないように、静かにネットの海に消えていってほしい。でも、海辺で孤独に一人踊るのも寂しいものです。寂しさの中で、誰かに私の踊りを見て欲しい、そんなdualityの中でこの記事を書いているのであります。

 前回の更新が7月だが、それから一月飛んで(8月の記憶が甘利ない)9月10月はかなーり濃密な月だった。

 まず9月だが、初のドイツでの学会発表。いきなり海外!?と驚いた方がいるに違いない、私も驚いている!!この前卒業した大学の読書会で、先輩や同期と一緒にやっていた言語学の共同研究の発表のため、ドイツに馳せ参じ、華麗に発表を成し遂げた。。という風に行けば良かったのだけれど、実際には、初めての機会にかなり緊張してしまい、後半はメンタルブレイク状態。かなり情けない姿を見せてしまった。場所はBochumという、ドイツでも有数の都市。滞在時間も短かったので、観光をする時間はなかったけれど、最後にはビール、ビール、ビール、大満足!!。帰りのフライトもかなりギリギリで、あわや乗り遅れるかもというところで、最後まで気が抜けなかったが、トラブルも含めて本当に楽しかったぁ。

 

Bochumのホテルの近くの高架線

 

発表を行ったRuhr大学


 そして10月。先の連休を利用して、群馬の水上キャンプ場でLabyrinthという音楽イベントに友人と一緒に参戦。野外ライブ(Rave)は2回目の参加だった。音楽は広義にいうtechnoで、恐らくpsychedelic technoと呼ばれるジャンルだ。私のバックグラウンドを話しておくと、音ゲー(beatmania)から入り、psychederic tranceやuplifting trance, Hi-techなどといった現代的なクラブミュージックに慣れ親しんだ。その後、初めてのRave参加で、3日間鳴り止まない音楽とaudienceの熱気に衝撃を受けた。そして、東京のクラブに足を運ぶようになり、クラブシーンの魅力を知った。今回のフェスは、old-styleなtechnoをbaseに、現代的な要素を取り組んだり、Ambientや実験的な側面を強調したりするという点で、クラブでは見られなかったRaveならではの「深い」音楽を味わうことができた。さらに、テントを構えて、3日間過ごすので、焚き火をしたり、BBQをしたりと、単純にキャンプとしても楽しめた。

 

 

水上キャンプ場

 

でかテント張りまくり


 という感じでまだまだ書き足りないことはあるのだけれど、一つ述べておきたいことがある。それは、私がこれほどまでに濃密な9月10月を送ることができたのは、私の周りの人々のおかげだということだ。ドイツに行くにしても、大学の先輩や同期の協力なしでは、確実に行くことはなかっただろうし、これほどまで大きな舞台に立つこともなかっただろう。Raveにしても、友人の誘いがなければ、(そもそも私は車の運転ができないので)、行くことはできなかっただろう。海外や自然豊かな田舎は魅力的だが、未知の世界に対面する恐怖も味わう。そんな時、私が如何にひ弱な存在であるかを思い知る。その時に、助けてくれる仲間がいるんだ。本当に感謝したいし、私ももっと強くなりたいと思う。